Music

PiL @ SHIBUYA AX 2013.4.6. Sat.

僕にとっては、これで3回目のPiL。初めて観たのは89年の『9』ツアー武道館公演(筋肉少女帯が前座だった!)。2回目が2011年のサマソニ。再結成ピストルズを含めると、ジョン・ライドン・オン・ステージは4回目。多いのか少ないのか分からないけれど、とにか…

kinzichi / NAZUUDRUM / 大島輝之 ex.guitar @ 南池袋MUSIC.ORG 2013.2.26.tue

以前、僕とバンドをやってたカーというギター弾きが結成したkinzichiと大島輝之さん、NAZUUDRUMのライヴを観に南池袋music-orgへ。フライヤーがカッコいいな! 大島輝之さんはex.guitarと名付けられたソロでの即興演奏。ネックが取れてぶっ壊れた「元ギター…

1984年のTHE BOOMTOWN RATS

1984年といえば— ジョージ・オーウェルが描いた“ビッグ・ブラザー”に支配された近未来。それとも、夜空に2つの月が浮かぶ奇妙な時代の真ん中だったのかもしれない。けれども、僕にとっての『1984年』は、とても幸せで鮮やかな記憶として残っている。1972年生…

Hostess Club Weekender2013 2/2 & 2/3 @ Zepp DiverCity Tokyo

ホステスが主宰するこのイベントも、もう4回目。所属バンドの多様さ、クオリティの高さは言うまでもないけれど、回を重ねるたびにパワー・アップしている感じはすごいと思う。 そして、今回はいよいよVampire WeekendとDirty Projectorsが登場!3rdアルバム…

2012年は音楽の本も面白かった!

やれ「CDが売れない」だの「洋楽雑誌が相次いで休刊」だの「音楽ライターのギャラは…(涙)」だのと言われ続けて数年。けれども、それが“音楽業界の衰退”を象徴することだとは思っていない。僕は普段、広告業界の仕事をしているのだけれど、2012年はどの業界…

CALEXICO『Algiers』収録の「Splitter」を訳してみた!

CALEXICOの新作『Algiers』に収録されている「Splitter」という曲が最高にカッコいい。どんな歌かな?と思って、訳してみました。 「Splitter」は“分配器”や“分電器”または“過流防止壁”などの意味があるらしい。“分つもの”というニュアンス。歌の中では「進…

R.E.M.の解散から1年

R.E.M.の解散からちょうど1年。ライヴを見る機会は失われてしまったけれど、彼らの音楽は今でも変わらずに鳴り続けています。2011年3月11日の震災後、音楽を聴くことも本を読むこともためらう日々が続きました。しばらくたってから、僕が最初に耳を傾けるこ…

フジロック フェスティヴァル '12(Day 1 : 2012.7.27.)

フジロック '12に行ってきました! お目当てはもちろんストーン・ローゼズ。2日目(ノエル!スペシャルズ!スピリチュアライズド!バディ・ガイ!そして…レイ・デイヴィス!)も3日目(レディオヘッド!コステロ!陽水!EITS!シンズ!ATDI!そして…リフュー…

『ザ・ストーン・ローゼズ ロックを変えた1枚のアルバム』

『ザ・ストーン・ローゼズ ロックを変えた1枚のアルバム』(7月6日発売 イースト・プレス刊 1800円)の正式なリリースが出ました!カメラマン/ライターのクボケンさんこと、久保憲司さんとクッキーシーン編集長の伊藤英嗣さんの共著による、ローゼズ本の決…

モリッシー Live at CLUB CITTA' 川崎 2012.4.21.

かなり遅くなったけれど、モリッシーのライヴのこと。やっぱり書いておかなくちゃ。 スミス、トーキング・ヘッズ、R.E.M.、ニュー・オーダーは、その音楽と出会った日から今日まで当たり前のように聴き続けてきたから、ノスタルジアはない。移り変わる日常の…

The Stone Roses 復活フリー・ギグ!!!

5月23日(水)、ストーン・ローゼズが突然のフリー・コンサートを敢行!イアン、ジョン、レニ、マニの4人でステージに上がるのは実に約16年ぶり。6月からの復活ツアーそして、超待望のフジロック初日に向けたリハーサルも順調みたいで良かった。先月はドッジ…

クラッシュの「Bankrobber」とストーン・ローゼズ

1980年2月、イアン・ブラウンと初期の仲間、ピート・ガーナーはマンチェスターでレコーディング中のクラッシュの出待ちをしてたんだって。クラッシュは2人をスタジオに招き入れて、セッションを見学させてあげた。その時、イアンとピートはどんな気持ちだっ…

『ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側』発売!

(ex.ニュー・オーダー?の)ピーター・フック著『ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側』がついに発売されました!監訳はクッキーシーン編集長の伊藤英嗣さん、翻訳はクッキーシーンの通訳としてもお世話になっている中谷ななみさんです。僕を含…

Fleet Foxes at 新木場Studio Coast 2012.01.20.

嬉しくって叫び声を上げてしまうほどの1月の来日ラッシュ。僕は6日のクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーから始まって、カサビアン(15日)、ノエル・ギャラガー(16日、のちほどブログにアップします)のライヴを楽しんできました。惜しくも行けなかったけ…

Clap Your Hands Say Yeah at 渋谷O-East 2012.01.06.

2011年のミュージック・シーンで嬉しかったことのひとつにClap Your Hands Say Yeahの復活がある。久しぶりの新作、3rdアルバムとなる『Hysterical』も本当に素晴らしかった。彼らは、やはり登場時のインパクトが大きすぎたのかな。当時のブルックリン・シー…

Battles At 渋谷AX 2011.11.11.

バトルスのライヴを見てきました。タイヨンダイが抜けてどうなることやら…と、心配されながらもリリースされた『Gloss Drop』は素晴らしかったからひと安心。でも『Gloss Drop』は人によって反応(好き!嫌い!微妙!何これ?etc.)が分かれる1枚。僕はそん…

祝! ストーン・ローゼズ再結成

たった今、ストーン・ローゼズの再結成がイアン、ジョン、マニ、レニの4人から正式に発表されました。何日も前から噂にはなっていましたが、本当でした! 今まで音楽を聞き続けてきて、こんなに嬉しかった日はあったかな?と、思い出している最中。あんまり…

Remember Every Moment

ある冬の日、僕は行くところもなく、やることもなくベッドに寝転びながら買ったばかりのレコードを一日中聞いていた。物憂げな「The Wrong Child」が安物のスピーカーから鳴っている。マンドリン、アコースティック・ギター、そしてピアノ。ドラムが入ってい…

ALAN McGEE's CREATION NIGHT 2011.09.12.

いよいよ明日開催です!皆さん、遊びにきてくださいね。 【場所】代官山UNIT 【時間】OPEN 18:00 詳しくはコチラ ALAN McGEE's CREATION NIGHT 2011.09.12 - COOKIE SCENEBIFF BANG POW! 「She Haunts」

黒田隆憲さんの『プライベート・スタジオ作曲術』を読みながら。

クッキーシーンのムックでも執筆されている黒田隆憲さんの『プライベート・スタジオ作曲術』という本を読んでいる。『プライベート・スタジオ作曲術』は、黒田さんが国内外で活躍するミュージシャンの自宅兼スタジオを訪問して、彼らが音楽と出会ったきっか…

サマーソニック2011: DAY 2

サマソニの2日目。詳しいレポートは改めてクッキーシーンに書かせていただきます。ここではちょこっと僕のお気に入りをご紹介。この日はPiL、JSBX、ポップ・グループも素晴らしかったけれど、僕はモーニング・ベンダーズにグッときた。丁寧に作り込まれた印…

ソニックマニア&サマーソニック 2011:DAY1

2000年の幕開けと共にスタートしたサマーソニックも今年で11年目。フジロックとは異なるカラーの「都市型フェス」として、10年代も東京/大阪の2大都市の夏を盛り上げて行って欲しい。そう願う常連ファンも多いはず。今年の開催に向けて、僕は例年以上にそん…

Manic Street Preachers(Front Act: Ash)@新宿BLAZE 7/18

「今の日本はとてもタフな状況だけど、今日は来てくれてありがとう。俺たちがタフだった時に支えてくれたのは、この美しい国のみんなだったよ。本当にありがとう」。そんな言葉だったと思う。ライヴの中盤でニッキーとショーン、サポート・メンバーの2人が舞…

Jah Wobble & The Nippon Dub Ensemble『Japanese Dub』

PiL参加時にはロクにベースが弾けなくって(立って弾けなかったらしい)、座ったままライヴやプロモ撮影に臨んでいたジャー・ウォブル。逆にそれが「クール!」と言われちゃう恵まれたスタートを切った男。でも、ジョン・ライドンの後光に甘えもしなかったし…

ストーン・ローゼズとアルチュール・ランボー

ずっと前にランボーの詩を読んでいて「あれっ?」と思ったこと。「或る理性に」 太鼓に対する君の指の一触があらゆる音をおびき出す、 そして新しいハーモニーを始める。 君の一歩こそ、新しい人間たちの起床だ、また出発だ。 (彌生書房「ランボー詩集」堀…

Cookie Scene MOOK第2弾発売&イベント開催!→延期になりました!

クッキーシーンのムック第2弾 「Cookie Scene Essential Guide POP & ALTERNATIVE 2011 21世紀ロックの爆発」が6月2日に発売されました。僕はR.E.M.の特集記事とLCDサウンドシステム 『This Is Happening』、アーケイド・ファイア『The Suburbs』などのアル…

サーストン・ムーア『Demolished Thoughts』を聞きながら。

90年代初頭、深夜のファミレス。僕はバンド仲間と一緒に数杯のコーヒーと1枚のピザだけで、何時間も席を立たずに時間をつぶしていた。もうすぐ夜が明ける。正確に言うと、時間をつぶしていたんじゃない。4人の手持ちの金を合わせても、支払いに足りなかった…

COOKIE SCENE MOOK第2弾 6月2日発売です!

昨年12月に発売された紙媒体でのクッキーシーン『POP&ALTERNATIVE '00s』に続いて、第2弾の『POP&ALTERNATIVE 2011』が間もなく発売されます。かつての隔月刊/月刊の頃のように両A面(Side A/Side AA)仕様も復活しました。 今回はインタビュー(デンジャー…

R.E.M. 『Accelerate』と『Collapse Into Now』

08年にリリースされたR.E.M.の14th『Accelerate』はアグレッシヴで最高にカッコいいアルバムです。全11曲で約35分のスピード感、そして久々にラウドに鳴り響くギター・サウンド!周到に計算されたギターのエフェクトやパキッと音が立ったドラムを耳にすると…

Redemption Songを日本語で。

ボブ・マーリィのRedemption Songに日本語で歌詞を付けてみました。多少の節回しは異なりますが、何とか歌えます。まだ録音したものがないので歌詞だけ。 ******************** 〈Redemption Song〉 強い風が今夜、すべてを変えてゆく …