サマーソニック2011: DAY 2

 サマソニの2日目。詳しいレポートは改めてクッキーシーンに書かせていただきます。ここではちょこっと僕のお気に入りをご紹介。この日はPiL、JSBX、ポップ・グループも素晴らしかったけれど、僕はモーニング・ベンダーズにグッときた。丁寧に作り込まれた印象の『Big Echo』とは、ちょっと違うラフさが際立っていたから。

ビッグ・エコー

ビッグ・エコー

 モーニング・ベンダーズはベースのティムが不在の3人編成でソニック・ステージに登場。どうなることやらと見守っていたら、メンバーはあまり気にしていない様子。ゆったりとしたビートの「Wet Cement」でライヴはスタート。中国系アメリカ人で親しみやすい童顔のクリスを中心に、ギターのジョナサン(クリスの弟)もドラムのジュリアンも笑顔を振りまきながら楽しそうに演奏している。「Promises」や「Stitches」などはアルバムで聞くよりもラフでノイジーなギターが際立っている。心配なベースはジョナサンがギターでカバー。ベストな編成での演奏ではなかったことが、逆に彼らの魅力をはっきり伝えてくれる結果になったと思う。クリスの歌唱力、臨機応変なアレンジ、そして何といっても楽曲の良さ。これからもっと大きなバンドになる、そう予感させる素晴らしいライヴだった。

ラストは名曲「Excuses」を堂々とヘロヘロに演奏(笑)。でも、この動画は完璧!