kinzichi / NAZUUDRUM / 大島輝之 ex.guitar @ 南池袋MUSIC.ORG 2013.2.26.tue


以前、僕とバンドをやってたカーというギター弾きが結成したkinzichiと大島輝之さん、NAZUUDRUMのライヴを観に南池袋music-orgへ。フライヤーがカッコいいな!
大島輝之さんはex.guitarと名付けられたソロでの即興演奏。ネックが取れてぶっ壊れた「元ギター」が色々なモノ(鍋の蓋、はさみ、ボトルネックetc.)とぶつかり合って「新しい音」を生み出す瞬間はめちゃくちゃスリリング!しびれました。

僕はライヴ終了後の会場で、大島さんが新たに結成した「うた」のユニット“弧回-koe-”の1stアルバム『纏ム』を買いました。大島輝之(ギター&ヴォーカル)、波多野敦子(バイオリン)、千葉広樹(コントラバス)の3人にゲスト・ドラマー 山本達久という編成で織りなす繊細で実験的な「うた」はどこまでも誠実。けれども、優しいだけじゃない。

纏ム

纏ム

決して“あのこと”が直接的に歌われているわけじゃないけれど、これも数年前とは状況が大きく変わってしまった日本という国でしか生まれ得なかった音楽のひとつ。今の僕たちに寄り添い、歌いかけてくれる。ガスター・デル・ソルを思わせる瞬間もある12曲のオリジナル・ソングに加えて、カヴァーが1曲。それがトッド・ラングレンの「I Saw The Light」なのも示唆的だと思う。

OTOTOYに掲載された弧回のインタビュー