ストーン・ローゼズとアルチュール・ランボー

ずっと前にランボーの詩を読んでいて「あれっ?」と思ったこと。

「或る理性に」
太鼓に対する君の指の一触があらゆる音をおびき出す、
そして新しいハーモニーを始める。
君の一歩こそ、新しい人間たちの起床だ、また出発だ。
(彌生書房「ランボー詩集」堀口大学 訳からの抜粋)

THE STONE ROSES「She Bangs The Drums」
Through the early morning sun
I can see her, here she comes
She bangs the drums

描写されている光景は違うけれど、同じフィーリングを感じる。僕はそれに気付いてから、ローゼズもランボーも前よりもっと好きになった。
“永遠の奥から来て、君は何処までも行くだろう”とランボーは言い、“過去は君のものだったけれど、未来は僕のもの”とイアン・ブラウンは歌う。