『ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側』発売!

(ex.ニュー・オーダー?の)ピーター・フック著『ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側』がついに発売されました!監訳はクッキーシーン編集長の伊藤英嗣さん、翻訳はクッキーシーンの通訳としてもお世話になっている中谷ななみさんです。僕を含むクッキーシーン編集部も全面協力(!)のもと、堂々の460ページ超えの大作となりました。全編に渡り、フッキー節が炸裂。とは言っても、いまモメているニュー・オーダーへの暴言などは一切なく、タイトルにもあるとおりファクトリー/ニュー・オーダーが運営していた『ハシエンダ』と“あの頃”についての悲喜こもごもを当事者ならではの視点で語り尽くしています。

ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側

ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側

フッキーのクッキーシーンでの最新インタビューはこちら。
http://www.cookiescene.jp/2012/02/post-238.php
オリジナル・タイトルにある“HOW NOT TO RUN A CLUB”という言葉に苦笑い。“HOW TO”に“NOT”を挟み込んでくるあたりが、この本の本質を言い表していると思います。その点は伊藤編集長による「あとがき」でも触れられているので、要チェックです。
今年はフジロックストーン・ローゼズが出演します。そしてサマーソニックにはニュー・オーダー(フッキー、復帰ーしてよ。涙)が。さらに6月には大磯ロングビーチで『THE HAÇIENDA OISO FESTIVAL』の開催も決定。こっちではPETER HOOK & THE LIGHTとしてJD『UNKNOWN PLEASURES』と『CLOSER』が丸ごと再現されるとのこと。大磯でISOLATION…。ビーチでSHE'S LOST CONTROLですよ!かつては“インスパイラル・ローゼズ”とか意地悪されたシャーラタンズもしっかりサヴァイヴして参戦!今年の夏がマンチェ化する前に、ぜひ読んでみてください。

閉店する以前から、ハシエンダが自分の人生にとってどれだけ重要だったかということを、いろんな人に聞いた。
「わかった。うん。ありがとう」
こう答えつつ、俺はなぜか申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。いや、いろんな思いがうずまいて、とにかく困惑していたといったほうが正しいだろう。どんな顔をしていいかわからずその場を立ちさったあと、暖かい気持ちが胸にわきおこり、自然と微笑んでいた。

NEW ORDER「Temptation」Live At HAÇIENDA 1983/7/20