R.E.M. 『Accelerate』と『Collapse Into Now』


08年にリリースされたR.E.M.の14th『Accelerate』はアグレッシヴで最高にカッコいいアルバムです。全11曲で約35分のスピード感、そして久々にラウドに鳴り響くギター・サウンド!周到に計算されたギターのエフェクトやパキッと音が立ったドラムを耳にすると決して“勢い”一辺倒ではないことがわかります。プロデュースはU2やスノウ・パトロールハイヴスを手がけてきたジャックナイフ・リー。2004年の『Around The Sun』からバンドに参加しているドラムのBill Rieflinもしっかり馴染んできた感じ。絶妙なプロデュースと熟練の曲作りが、4人で鳴らすバンド・サウンドとして結実しています。マイケル・スタイプのヴォーカル+ピーター・バックのカッティングで始まる「Supernatural Superserious」、ハリケーンカトリーナでの出来事を歌う「Houston」、アコースティックな響きが美しいスロウ・ナンバー「Until The day Is Done」など聞きどころ満載です。

そして最近はR.E.M.の最新作『Collapse Into Now』ばかり聞いています。プロデュースは前作に引き続き、ジャックナイフ・リー(カーズの23年ぶりの新作にも起用!)。『Accelerate』でのアプローチをさらに幅広く展開したサウンドは、とてもカラフルでポジティヴ。このアルバムについては、クッキーシーンにレビューを書きました。よろしくお願いします!
R.E.M.『コラプス・イントゥ・ナウ』(Warner Bros. / Warner) - COOKIE SCENE