三上寛、cOyOte@新宿URGA 2011/3/30

日曜日のtreeisniceに続き、3月30日にも新宿URGAでライヴを楽しんできました。僕の古くからの仲間であり、大好きなバンドのひとつcOyOteが、伝説のフォーク/ブルースシンガー三上寛さんと対バン。がんばれcOyOte!そして三上さんはどんなライヴを見せてくれるのかな?
cOyOte(コヨーテ)

ギター/ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムの4人組。The Whoストーンズのようなロック・バンドならではのグルーヴにクラウト・ロックのリズム・アプローチを取り入れたサウンドがカッコいい。そこに日本ならではの「間」を感じさせるところが、彼らの個性だと思う。聞く人によっては“サイケデリック”かもしれない。“ポスト・ロック”にも聞こえるだろう。僕には充分“パンク”だ。繊細なのにラフ&ルーズなギターの絡みとタイトでアイデアいっぱいのベース&ドラム。この日の演奏も安定感バッチリで、自由に展開する曲に耳を奪われっぱなしでした。リヴァーブを効かせた手作りカリンバも最高!もっと多くの人に聞いてもらいたいバンドです。myspaceをチェックしてください。
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そして次はトリを飾った三上寛さん。

真っ赤なグレッチはアンプ直結。マイナーコードをつま弾き、かきむしる。この日はリズムボックス(&シンセ)奏者と2人でのステージでした。僕は今まで何度か三上さんのライヴを見たことがあるけれど、この編成は初めて。三上さんのヴォーカル&ギターに合わせてリアルタイムで鳴らされるマシンビートが新鮮でした。あくまでも歌に寄り添うようなリズム&エフェクトで、歌の世界に深遠な奥行きが出ていました。そして何よりも三上さんの声。ささやきからスクリームまで、唯一無二の表現力。“怨歌”と称されることも多い三上さんの歌ですが、聞くたびにポジティヴになれます。きっと彼のパワーがそうさせるのだと思います。ジャック・ホワイトみたいでカッコいい!最高!
三上さんと帰り道が一緒だったので、ちょっとだけご挨拶させていただきました。その後で握手を求められて大感激!大きくて、あったかい手でした。*三上さんの写真は当日のものではありません。