ビーディ・アイ「Different Gear, Still Speeding」のファースト・インプレッション

カッコいいアルバムだと思う。でも、もう少しリズムへのアプローチにひらめきがあれば最高なのにな。リアムが憧れるビートルズジョン・レノン)にはポールとリンゴがいた。ストーンズにはビル・ワイマンチャーリー・ワッツThe WhoにはThe OxとMoonでしょ!オアシスの時からの弱点が解消されてないのが、予想どおりだけに残念。クリス・シャーロックのせいじゃないよ。バンドとしてのグルーヴの話。
リアムは曲を書けるし、アンディやゲムのモチベーションも高いこともガンガンに伝わってくる。アルバムのタイトルどおりに、オアシス解散(休止であって欲しい)からここまでの“Still Speeding”な動きこそが「今っぽく」てカッコいい。それだけに、アートワークや曲調に表現されている先達へのオマージュを超える新しいアイデアが欲しい。オアシスとは別のバンドであることを証明するんじゃなくて、必然的にそうなること。僕はそれがリズム(バンドとしてのグルーヴ)だと思う。ベーシストも重要。

5月の来日公演に当選しました。アルバム1枚分だから、1時間ちょいのライヴになるのかな。新人パンクバンドならば、さっさと切り上げてください。よろしく!