My 100 Favorite Films

フランク・オーシャンの“100 Favorite Films”が話題なので、僕もチャレンジしてみました。
こんなふうにリストアップしてみると、セリフや動きをモノマネしたくなる映画にハズレなし!ってことに気づいたりして楽しかったです。 You talkin’ to me?



1920年代〜60年代〉8作品黄金狂時代(1925年/チャールズ・チャップリン
羅生門(1950年/黒澤明
死刑台のエレベーター(1958年/ルイ・マル
大人は判ってくれない(1959年/フランソワ・トリュフォー
ふくろうの河(1961年/ロベール・アンリコ)
大怪獣ガメラ(1965年/湯浅憲明
2001年宇宙の旅(1968年/スタンリー・キューブリック
真夜中のカーボーイ(1969年/ジョン・シュレシンジャー




〈1970年代〉12作品エル・トポ(1970年/アレハンドロ・ホドロフスキー
時計じかけのオレンジ(1971年/スタンリー・キューブリック
燃えよドラゴン(1973年/ロバート・クローズ)
ミーン・ストリート(1973年/マーティン・スコセッシ
ロッキー(1976年/ジョン・G・アヴィルドセン)
タクシー・ドライバー(1976年/マーティン・スコセッシ
青春の殺人者(1976年/長谷川和彦
スター・ウォーズ エピソード4(1977年/ジョージ・ルーカス
未知との遭遇(1977年/スティーヴン・スピルバーグ
さらば青春の光(1979年/フランク・ロッダム)
エイリアン(1979年/リドリー・スコット
クレイマー・クレイマー(1979年/ロバート・ベントン




〈1980年代〉37作品エレファント・マン(1980年/デヴィッド・リンチ
ブルース・ブラザーズ(1980年/ジョン・ランディス
E.T.(1982年/スティーヴン・スピルバーグ
少林寺(1982年/ヂャン・シンイェン)
ランボー(1982年/テッド・コッチェフ
ピンク・フロイド ザ・ウォール(1982年/アラン・パーカー
ガープの世界(1982年/ジョージ・ロイ・ヒル
トロン(1982年/スティーブン・リズバーガー)
アウトサイダー(1983年/フランシス・フォード・コッポラ
ランブルフィッシュ(1983年/フランシス・フォード・コッポラ

家族ゲーム(1983年/森田芳光
十階のモスキート(1983年/崔洋一
戦場のメリークリスマス(1983年/大島渚
ストレンジャー・ザン・パラダイス1984年/ジム・ジャームッシュ
ストップ・メイキング・センス1984年/ジョナサン・デミ
パリ、テキサス1984年/ヴィム・ヴェンダース
ベスト・キッド1984年/ジョン・G・アヴィルドセン)
ゴーストバスターズ1984年/アイヴァン・ライトマン
フットルース1984年/ハーバート・ロス
レポマン(1984年/アレックス・コックス

グレムリン1984年/ジョー・ダンテ
ゴジラ1984年/橋本幸治、中野昭慶
マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年/ラッセ・ハルストレム
未来世紀ブラジル(1985年/テリー・ギリアム
タンポポ(1985年/伊丹十三
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1985年/スティーヴン・スピルバーグ
スタンド・バイ・ミー(1986年/ロブ・ライナー
ブルー・ベルベット(1986年/デヴィッド・リンチ
ダウン・バイ・ロー(1986年/ジム・ジャームッシュ
デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー(1986年/デヴィッド・バーン

シド・アンド・ナンシー(1986年/アレックス・コックス
コミック雑誌なんかいらない!(1986年/滝田洋二郎
ベルリン・天使の詩(1987年/ヴィム・ヴェンダース
ドラッグストア・カウボーイ(1989年/ガス・ヴァン・サント
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年/ロバート・ゼメキス
ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年/スパイク・リー
ミステリー・トレイン(1989年/ジム・ジャームッシュ




〈1990年代〉22作品シザーハンズ(1990年/ティム・バートン
夢(1990年/黒澤明
マイ・プライベート・アイダホ(1991年/ガス・ヴァン・サント
ポンヌフの恋人(1991年/レオス・カラックス
ジョニー・スエード(1991年/トム・ディチロ)
青春デンデケデケデケ(1992年/大林宣彦
ギルバート・グレイプ(1993年/ラッセ・ハルストレム
トゥルー・ロマンス(1993年/トニー・スコット
ショート・カッツ(1993年/ロバート・アルトマン
パルプ・フィクション(1994年/クエンティン・タランティーノ

プリシラ(1994年/ステファン・エリオット
スモーク(1995年/ウェイン・ワン
トレインスポッティング(1996年/ダニー・ボイル
ブギー・ナイツ(1997年/ポール・トーマス・アンダーソン
ガンモ(1997年/ハーモニー・コリン
ビッグ・リボウスキ(1998年/ジョエル・コーエン
ルル・オン・ザ・ブリッジ(1998年/ポール・オースター
バッファロー '66(1998年/ヴィンセント・ギャロ
マグノリア(1999年/ポール・トーマス・アンダーソン
ファイト・クラブ(1999年/デヴィッド・フィンチャー
オール・アバウト・マイ・マザー(1999年/ペドロ・アルモドバル
マルコヴィッチの穴(1999年/スパイク・ジョーンズ




〈2000年代〜〉21作品ドニー・ダーコ(2001年/リチャード・ケリー
マルホランド・ドライブ(2001年/デヴィッド・リンチ
ロスト・イン・ラ・マンチャ(2002年/キース・フルトンルイス・ペペ
ビッグ・フィッシュ(2003年/ティム・バートン
エレファント(2003年/ガス・ヴァン・サント
コーヒー&シガレッツ(2003年/ジム・ジャームッシュ
ライフ・アクアティック(2004年/ウェス・アンダーソン
エターナル・サンシャイン(2004年/ミシェル・ゴンドリー
アイム・ノット・ゼア(2007年/トッド・ヘインズ
ダークナイト(2008年/クリストファー・ノーラン

ペルシャ猫を誰も知らない(2009年/バフマン・ゴバディ
第9地区(2009年/ニール・ブロムカンプ)
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年/バンクシー
キック・アス(2010年/マシュー・ヴォーン)
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年/スティーヴン・ダルドリー
ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン(2013年/シェイン・メドウズ)
ぼくを探しに(2013年/シルヴァン・ショメ
6才のボクが、大人になるまで(2014年/リチャード・リンクレイター
グランド・ブダペスト・ホテル(2014年/ウェス・アンダーソン
嗤う分身(2014年/リチャード・アイオアディ)
コードネーム U.N.C.L.E.(2015年/ガイ・リッチー


以上です!

ローゼズTシャツがアベイルに!


ストーン・ローゼズマーチャンダイジング戦略がナゾすぎる!の巻。

ローゼズTがオサレ系デザイナーズ・ブランドでもユニクロでもなく、なぜか〝しまむら/アベイル〟に展開されているというウワサを聞いて、さっそくパトロールに!

なんと!おなじみのジャケはもちろん、再結成後の新デザインまで多色展開。しかも980円!
で、2枚ゲットしました。ローゼズはやっぱり庶民の味方(笑)。

ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』


新しいメガネで最初に読み終えたのはミランダ・ジュライの『あなたを選んでくれるもの』でした。感動した! 本を読んで泣いたのは、本当に久しぶり。


のちに『The Future』として結実する映画の脚本に行き詰まった作者が「ペニーセーバー」という〝売ります/買います系〟のフリーペーパーに出品している人たちに会いに行くインタビュー集。


そのひとつひとつが今のアメリカを描き出す。それは海の向こうの話ではなくて、僕たちの生活とも重なり合う。どのエピソードも「心が暖まった」り、「ほっこり」なんてしないのがリアルだ。


半ば現実逃避のためにとったはずの行動が、息苦しいほどの現実を突きつけてくるというパラドックス。それが痛くて、どこか可笑しい。


そして、サブ・ストーリーとして描かれるのは脚本づくりの苦悩と徐々に見えてくる突破口。偶然なのか、必然なのか最後に用意されていた出会いは想像以上だった。そう、まるで人生そのもののように。


インタビュー集としても、私小説としても読める濃密なドキュメントでした。完全にスルーしてた映画『The Future』も観てみようかな。

コーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』を観ました。


ヘイル、シーザー!』おもしろかった! 映画で映画を語る愛にあふれるやりすぎコメディでした。50年代ハリウッドの赤狩りロッキード社、ウエスタン映画のポジション…とか「なんとな〜く」でも、史実を知ってるとおもしろさが増すかも。知らなくても大丈夫だけどね!


水兵ミュージカル(しかもホモネタ)、訛りギャグ、スパゲティで投げ縄(イタリア料理でもできる→マカロニ・ウエスタンw)とか大ネタ小ネタが満載なうえに、人魚でビッチなスカヨハ、ジョシュ・ブローリンにどつきまわされるジョージ・クルーニーまで観れて大満足!


上映前に『トランボ』と『ベン・ハー』の予告編が流れたのも、後で笑えたってことで(笑)。

ニュー・オーダー at 新木場スタジオコースト 2016.5.25.


00年代以降のニュー・オーダーは、わりとコンスタントに来日しているから、ごぶさた感はないけれど、単独では29年(!!)ぶりとのこと。VHSで何度も観た東京厚生年金会館のへなちょこ(でも最高!)ライヴ以来。「Pumped Full Of Drugs」ってタイトルもいいね!

今回の新木場スタジオコーストでのライヴは、僕にとっては01年のフジロックと12年のサマーソニックに続いて3回目。その間にもう一回フジ(05年)に出ているけれど、それは観に行けなかった。


フジロック初登場のときは、『Get Ready』にも参加していたスマッシング・パンプキンズのビリーがジリアンの代役という、今となってはあり得ない編成。

Get Ready

Get Ready

メンバーの誰よりもギターとコーラスが上手なビリー。レニみたいな帽子をかぶって、恐縮するように大きな体をすぼめながらプレイしていたっけ。憧れのバンドと共演する緊張感が伝わってくる少し場違いなその姿(笑)は、とても好感が持てた。

「NoがプレイするJD」が日本で初披露されたのも、このライヴから。だからビリーも緊張してたのかな。イアンが亡くなって20年、ようやくNoがJDに向き合い始めた。

これはフジではなくて、2002年のフィンズベリー・パークでの映像。フッキーの雄叫びがアツい!


そして12年のサマーソニックでは、フッキーがすでに離脱していた。結局、バーニー、フッキー、ジリアン、スティーヴンの四人でのニュー・オーダーは、このままだと初来日だけってことになりそう。でも、それは仕方がない。バンドとして活動を続けて、アルバムのリリースやライヴを続けていくことが大事だからね。


90年代にはエレクトロニック、リヴェンジ、アザー・ツーに分裂したり、ファクトリーが消滅したことを思えば、こんなふうに何度もニュー・オーダーとしてのライヴを観ることができるなんて夢みたい! そんなことを考えながら新木場スタジオコーストへ。

フロント・アクトは「この人しかいないでしょ!」っていうくらいパーフェクトな石野卓球さん。Noはもちろん、デペッシュ・モードやペットショップ・ボーイズ、そしてKAGAMIまでをクールにつないでゆく愛にあふれたDJでした。

1時間半くらい卓球さんのDJを満喫したところで、いよいよニュー・オーダーがステージに登場!『Music Complete』の中でもいちばんJDっぽい「Singularity」からライヴはスタート。

2曲目にいきなり飛び出した「Regret」、バーニーのカラオケ状態にアレンジされた「1963」、とぼけたピアニカにキュンとなる「Your Silent Face」、そしてところどころに挟み込まれる新譜からの曲…! あっという間の2時間だった。

僕はスティーヴンのドラムに感動! 打ち込みの音の印象が強いけど、ライヴだとスネアとシンバル系の使い方がめちゃくちゃクールでファンキー。真の主役はスティーヴンかも。カッコよかった!


ニュー・オーダーのライヴはツッコミどころ満載。だからとても楽しいけれど、どこか切ない。それは、バンドの歩みと自分自身のあれこれを素直に重ね合わせることが許される音楽だから。それがニュー・オーダーの素敵なところだと思う。


《Set List》
01. Singularity
02. Regret
03. Academic
04. Crystal
05. Restless
06. 1963
07. Your Silent Face
08. Tutti Frutti
09. People On The High Line
10. Bizarre Love Triangle
11. Waiting For The Sirens' Call
12. Plastic
13. The Perfect Kiss
14. True Faith
15. Temptation
アンコール
16. Blue Monday
17. Love Will Tear Us Apart
18. Superheated

『ロッキング・オン天国』


むさぼり読んでみた(笑)。当時はそんなに熱心なRO読者ではなかったはずだけど….記憶が鮮やかにによみがえりました。やっぱりね!

当時の熱血エピソードの数々はもちろんだけど、販売実績(!)や読者アンケートが興味深かった。

こんなふうに〝 あの時代〟を言葉とデータで残すことは、〝 今〟を知るうえでも大事なこと。単なるノスタルジアではなく。

ロッキング・オン天国

ロッキング・オン天国

The Stone Roses "All For One" 歌詞と和訳、そして今週のローゼズ


All For One
All for one, one for all
If we all join hands, we'll make a wall


Inside of me, for I to see
In harmony, all designed to be
The mystery, all eyes to see
Chemistry, all one family


All for one, one for all
If we take a stand, we shall not fall


Inside of me, for I to see
In harmony, all designed to be
The mystery, all eyes to see
Chemistry, all one family


Beside of me, all over me
Behind of me, right in front of me
Inside of me, for I to see
In harmony, all one family


Inside of me, for I to see
In harmony, all designed to be
The mystery, all eyes to see
Chemistry, all one family


All for one, one for all
If we all join hands, we'll make a wall


All For One(和訳)
みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために
力を合わせれば、壁を築くことができる


自分の内側を、自分のために知る
調和の中で、すべてが思い描いたままにある
その神秘を、すべての瞳が見通す
触発し合う、みんなひとつのファミリー


みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために
僕たちが意思を示せば、崩れ落ちたりはしない


自分の内側を、自分のために知る
調和の中で、すべてが思い描いたままにある
その神秘を、すべての瞳が見通す
触発し合う、みんなひとつのファミリー


僕のそばで、いたるところで
僕の背後で、僕の目の前で
僕の内側で、自分のために知る
調和の中で、みんなひとつのファミリー


自分の内側を、自分のために知る
調和の中で、すべてが思い描いたままにある
その神秘を、すべての瞳が見通す
触発し合う、みんなひとつのファミリー


みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために
力を合わせれば、壁を築くことができる


***********


今週のストーン・ローゼズ
5月9日(日本時間)ゴールデン・ウィーク明けのボケまくった気持ちを吹き飛ばすような知らせが届いた。それは「ストーン・ローゼズ来日キャンセル」という心底ガックリさせられる内容だった。レニが肋骨を骨折して、ドクター・ストップがかかったとのこと。
解散前の95年にもジョンがマウンテンバイクで転んで鎖骨を骨折→来日延期→翌年脱退→結局、解散。という、最悪の記憶がよみがえる。バンドは本当に大丈夫なのかな?


5月9日(UK現地時間)バンドにとって大事件だと思われる「レニの骨折」「来日公演キャンセル」がUKをはじめ、海外でまったくニュースや話題にもなっていないので、ローゼズのバイオ本を執筆しているジョン・ロブ主宰の「Louder Than War」にツイッターで質問してみた。

で、その返事がこれ(笑)
UKでは「今週中にニュー・シングルがリリースされるかも!」というウワサでもちきり。日本のことなんて知らんわ!って感じ。


5月10日ローゼズの地元マンチェスターでナゾのレモン広告が出現。「いよいよシングルのリリースか!?」とメディアも盛り上がりはじめる。日本のことはちょこっとニュースになったけど、基本的にはスルー。ローゼズの公式WEBから、日本公演の告知画像が削除される。


5月12日ローゼズの公式ツイッターから『ニュー・シングルをリリースするぜ!』のお知らせが!
ジョン、イアン、レニ、マニが笑顔でぶらついている新しいメンバー・フォトがめちゃくちゃかっこいい!誰が撮影したのかな?

5月12日(日本時間13日 早朝)95年の「Begging You」以来、21年ぶり(!!!)となるニュー・シングル「All For One」リリース!
ヘヴィーさと軽やかさの絶妙なバランスを持つジョンのギター・リフ、レニとマニも安定感はばっちり。そして、イアンのあの歌声。フットボール・アンセムのような高揚感と僕たちの日常に寄り添ってくれる言葉。ローゼズにとって最高のレザレクションだと思う。しいて言えば、レニのコーラスがもっと聴きたいってことぐらい。でも、それはアルバムのお楽しみに取っておこう。
勢いあまって「All For One」の聴き取り&翻訳をしてみました。多少の間違いはご愛嬌ってことで。
で、レニのケガの具合はどうなってるの(ホントにケガしてるの…)? それは続報を待つとして、無事に新作がリリースされてホントに良かった。来日公演も再スケジュールをよろしくです!